プロジェクト概要
鉄鋼業が直面しているさまざまな最適化問題の中で、 製造設計とスケジューリングに関するの離散最適化問題に取り組んでいます。 これらの問題の多くは、これまで経験を積んだ熟練者でないと対応できないとされていたり、 コンピュータによって解くことが非常に困難とされていました。 しかし、オペレーションズ・リサーチや人工知能の分野における最適化手法の発展や、 コンピュータ自体の処理能力の向上に伴い、 熟練者にも対応できない大規模な問題を扱えるようになり、 熟練者を上回る品質を出すことも可能になってきました。 日本IBM東京基礎研究所 では 米国IBMワトソン研究所 と共同で、 これらの困難な最適化問題に対する最適化技術を研究しており、 PDOS (Production Design and Operations Scheduling) というソリューションを開発しています。 PDOS は、在庫充当、薄板スラブ編成、厚板スラブ編成、製鋼スケジューリング、熱延スケジューリング、 薄板一貫スケジューリング、の6つの最適化モジュールから成り立っており、 いくつものお客様において実績を上げています。

PDOSの最適化モジュール
- 在庫充当
- 製鋼スケジューリング
- 薄板スラブ編成
- 厚板スラブ編成
- 熱間圧延工程スケジューリング
- 薄板一貫スケジューリング
参考文献
- IBM Center for Business Optimization 発行のPDOS資料
- 濱 利行, 吉住 貴幸, "製鋼・熱延スケジューラ連携によるDHCRスケジュール作成方法", オペレーションズ・リサーチ, pp 646-653, Vol.56, No.11, 2011
- 濱 利行, 吉住 貴幸, 岡野 裕之, "製鋼熱延同期スケジュール -中国鋼鉄様における事例ー", 日本オペレーションズ・リサーチ学会春季研究発表会アブストラクト集, pp 302-303, 2009
- 濱 利行, 吉住 貴幸, "薄板熱延工程のためのスケジューリング手法", スケジューリング・シンポジウム予稿集, 2006
