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IT利用の裾野が広がっています。自動車や家電ばかりでなく、私たちの生活の隅々までITが使われるようになり、それに従ってあらゆる製品・サービスが、複雑なITシステムとしての様相を示しています。IBMは、長年にわたる企業システム構築の経験から、複雑なITシステムとは何か、それを信頼性良く組み上げるのにはどのようにすれば良いかをよく知っています。東京基礎研究所では、ソフトウェア工学や、高度コンパイラー技術など、企業システムで培ったノウハウを投入することによって、組み込みシステムの生産性・信頼性を飛躍的に高める研究を行っています。

研究分野

モデル駆動型システムズ・エンジニアリング

このプロジェクトでは、自動車やデジタル家電に代表されるメカトロニクスの開発を、プロダクトラインとシステムズモデリングの技術を連携させて、その品質を向上させつつ、生産効率を桁違いに向上させていくことを目的としてます。具体的には、(1)製品群としての要求を網羅的に分析しする技術、(2)要求からトレーサブルにツール上で、製品フィーチャーのバリエーションと、メカの動きなどの連続系とコントローラーなど離散系のシステムを連携させて製品の構造・振舞い・設計制約をモデル化していく技術、(3)モデルの構造・振舞い・設計制約を静的・動的に検証する技術、(4)それぞれのモデル要素とそれに連携される技術情報をアセットとして管理しアクセスを管理する技術、更に(5)モデルを使ったマルチコアコントローラのアーキテクチャ最適化技術など、製品群のモデルベース開発に必要な方法論とツール技術の研究・開発を行っています。

車まるごとシミュレーション

このプロジェクトでは、自動車に起こる現象や制御をまとめて連成してシミュレーションすることを目的としています。制御対象を含む複合制御システムや、サスペンションやシャーシなどのマルチボディの運動解析、非線形の性質を示す衝突や空力の解析を含む研究を行い、“まるごと ”シミュレーションの実現のために必要な要素技術を追求しています。

複合制御システムの統合シミュレーション

車(vehicles)の多くはいまや、複合制御システム(CCS)とも呼ぶべき、大規模な組み込みシステムです。数百万行に及ぶ組み込みコード(ソフトウエア)と複数の制御対象(ハードウエア)を統合するシミュレーションは、CCS の設計と検証を一貫したプロセスとして整合する、“モデル駆動開発”実現のために必要不可欠な要素技術です。これにより、開発コストの大幅削減のみならず、安全性の向上などについても強く期待されています。