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アクセシビリティ・リサーチ

Accessibility Research

プロジェクトの概要

Information Technology(IT)の分野で、「accessibility」とは、 情報やコンピュータ機器に誰もが容易にアクセスできることを意味しています。 そこで、私たちAccessibility Researchグループでは、 標準のインタフェースで情報やコンピュータ機器にアクセスすることが困難なユーザ、 すなわち障害者や高齢者の方々が容易にITを利用できるようになることを目標に研究開発を行っています。 しかし、障害者・高齢者とひとことで言っても、そのユーザ層は広く、 個々の障害・年齢によってニーズは異なり、必要とする支援技術も異なります。 私たち東京基礎研究所では、これまで20年にわたり視覚障害者支援システムの研究開発を行ってきました。

ソーシャル・アクセシビリティ・プロジェクト

障害者や高齢者など多様なユーザーが本当に使いやすいウェブページを作る活動には、 ウェブページの製作者だけでなくユーザーの参加も必要です。 このプロジェクトでは、障害者や高齢者と一般のボランティアが、 元のウェブページに変更を加えることなく、協力してその使い勝手を改善することができる、 ソーシャル・ネットワークを利用した新しいサービスの研究に取り組んでいます。 現在、視覚障害者とボランティアのユーザーを対象にしたサービス、 「ソーシャル・アクセシビリティ・プロジェクト」を公開しています。

ソーシャル・アクセシビリティの流れの図

Accessibility Internet Browser for Multimedia (aiBrowser)

マルチメディア・コンテンツの出現によりWebコンテンツの利用が大きな広がりをみせています。 しかし、画面読み上げ機能を持つこれまでのソフトウェアやブラウザーでは、 直感的に視覚で理解するようなマルチメディア・コンテンツを適切に扱うことができないため、 視覚障害者はこのようなコンテンツがもたらす恩恵を享受することができませんでした。 私たちの開発したaiBrowserは、 視覚障害者ユーザーに晴眼者がマウスを使って操作するのと同等のマルチメディア操作機能と、 ウェブコンテンツを外部メタデータによって変換してユーザーに分かりやすく提示する機能を提供します。

aDesigner

インターネットは社会的インフラストラクチャーとして完全に定着し、各種法整備やビジネス環境の変化によって、コンテンツ・オーナー側でアクセシビリティを確保する必要性が高まってきました。 しかし、ウェブページ制作者は比較的若い健常者が多いため、ほとんどの場合、障害者や高齢者がウェブページを読むときに感じる困難さを理解することができません。 このような問題に対応するため、私たちは、音声ブラウザーの動作の解析を通した全盲ユーザーのアクセシビリティ・ユーザビリティの評価技術や画像処理技術を用いたロービジョンユーザーの見え方の評価技術を確立し、aDesignerを開発しました。