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アクセシビリティ・リサーチ

  
 

IBM Accessibility Internet Browser for Multimedia (aiBrowser)

概要

aiBrowser("アイブラウザー")は、動画等のマルチメディアをコントロールする機能と、ユーザが注釈を追加して作ることのできる代替インタフェースを提供する、 視覚障害者のためのインターネットブラウザです。

最近のウェブ環境では、直感的かつ視覚的効果の高い表現が急速に多様化しています。 マルチメディア・コンテンツはその代表的な例です。しかしながら、スクリーンリーダ利用者にとって、こうしたマルチメディア・コンテンツにアクセスすることはとても難しいというのが現実です。

aiBrowser は、動的に変化するコンテンツを含むマルチメディア・コンテンツが、画像を見たりマウスを操作することのできないスクリーンリーダ利用者にとって、いかにアクセシブルに作られているかを評価する研究から生まれました。

主な機能

  • マルチメディア・オーディオ制御機能
    • ページを開くと自動的に音楽が鳴り出すマルチメディア・コンテンツがよくありますが、通常のスクリーンリーダでは、音楽と読み上げ音声の音量を別々に制御することができません。 aiBrowser はこのような時に、オーディオ制御用のショートカットキーを使用して、マルチメディア・コンテンツの音量を、読み上げ音声とは別に制御することができます。マルチメディア・コンテンツの音量を下げたい時は、「Ctrl + J」 キー、上げたいときは、「Ctrl + K」 キーを押します。さらに、「Ctrl + S」 キーで再生を中止、「Ctrl + P」 キーで再開、Pause キーで一時停止、「Ctrl + M」 キーで音を消す、といった細かい制御が可能です。

  • ユーザによる注釈機能
    • マルチメディア・コンテンツは、通常、視覚的効果を重視して作られており、読み上げられるテキスト情報が少ないということがよくあります。また、見出しのような構造化情報が少ないため、マルチメディア・コンテンツを非視覚的に操作することはほとんど不可能だと思われてきました。 aiBrowserは、この問題を解決するための新たな試みとして、ユーザが代替テキストや見出しを追加できる機能 (注釈機能) を導入しました。ユーザ自身あるいはボランティアが、代替テキストや見出しを注釈として追加することで、非視覚的にマルチメディア・コンテンツを操作できるようにする技術です。注釈が追加されていれば、ウェブコンテンツが制作者によってアクセシブルに修正されることを待たずに操作することが可能になります。

  • Fennecによるアクセシブルユーザーインターフェースの提供
    • Fennecとは、ウェブコンテンツに対してアクセシビリティ情報を付与することによって、 視覚障がい者向けに効率的なユーザーインターフェースを提供することができるaiBrowserの 先進的な新機能です。 この機能によって、ウェブページを視覚に障害を持つユーザでもアクセス可能な構造に再構成したり、 代替テキスト情報を追加することで音声読み上げをより理解しやすいものにすることができます。 最近のウェブコンテンツでは、 視覚的効果(背景色や、フォントサイズ、画像、アニメーションなど)を多用して、 構造や意味といった重要な情報を表現することが増えています。 しかし、このような視覚的情報を音声読み上げで表現することは多くの場合困難です。 Fennecによって、こういったアクセスしにくいコンテンツに対しても、外部から情報を与えることによって 視覚障がい者に対してアクセシブルなユーザーインターフェースを提供することができます。 Fennecによる外部情報は XMLによって記述され、 静的なHTMLのみならず、DHTML、Flashやフラッシュといった 動的なコンテンツにも適用することができます。

IBM Accessibility Internet Browser for Multimedia (aiBrowser)のダウンロード

aiBrowserは alphaWorks からダウンロードできます。日本語Windows®をお使いの場合、aiBrowserも日本語環境でお使いいただけます。(メニュー等の表示もすべて日本語になります。)稼働環境やインストール手順、よくあるご質問については下記のページをご覧ください。


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